日経平均株価とは?~分かりやすく解説~
皆様こんにちは、takahiroです。
株式投資をしている人もそうでない人でも、『日経平均株価』というワードを聞いたことがある人は多いと思います。
ニュース番組のエンディングでも、「今日の日経平均株価は○○円で取引を終えました」とアナウンサーが読み上げてたりします。
しかし、そんな日経平均株価が具体的にどんなものなのかまでは知らない人も実は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、日経平均株価について分かりやすく説明します。
日経平均株価とは
簡単に言えば225の会社の株価の平均値を算出したものです。
日本経済新聞社という会社が公表しているもので、東京証券取引所の第一部(日本でも有名な大企業が参加している市場)に上場している会社の中から選出された225社によって構成されており、日本の景気情勢を示す重要な指標の1つとなっています。
東京証券取引所の第一部には2020年6月5日時点で2169社が上場していますが、その中でも特に有名な会社(トヨタやSONYなど)が名を連ねており、日経平均株価を見ると日本が現在、全体的に株の価値が高くなっているのか低くなっているのかが分かります(もちろん全ての銘柄が日経平均株価と同じように上下するとは限りません)。
ちなみに、『平均株価』と呼ばれているのを見ると225社の株価を合計した上で225で割って算出してると思われがちですが、実際はもう少し複雑な計算式です。
※この辺りを細かく説明すると長くなるので、単に合計して割っているだけではないことを覚えておけばOKです。
なぜ225社で構成されているの?
諸説あるので明確な理由な不明ですが、発行元である日本経済新聞社によると、指標としての正確性を保つために各部門(業種)からバランスよく選出していったらこの225という数になったという見解のようです。
正直深い理由はないようなので、単純に「225社で構成されている」ということだけ覚えておきましょう。
日経平均株価はどんな時に使うの?
上記でも説明した通り、日経平均株価は経済指標という役割を持っているため、日本を代表する会社の株価によって構成されています。
そのため、株式投資をする上では今の日本市場(株式相場)が全体的に上向いてるのか下向いているのか、買い時なのか売り時なのかを判断するために使えます。
株式相場は日本の景気に先行して動いているとも言われているので、これを見ることで景気の動向も予測することが出来ます。
投資家だけでなく、一般の人も把握しておいて損はないものです。
日経平均株価の特徴
日経平均株価の特徴を並べると、
・日本の景気情勢を示す重要な指標の1つ
・日本経済新聞社が算出、公表している
・日本を代表する225社によって構成されている
・225社の構成は毎年見直されている(基本的には9月初旬に発表され、10月初めに変わる)
・算出は平日(月~金)に5秒毎に更新されている
・始まりは1950年(算出は1949年まで遡ってされている)で、約176円でスタートした
・最高値は1989年の年末(バブル時代)の約39000円
これを抑えておけば、ほぼOKだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後に1つ付け加えておくと、日経平均株価はあくまで経済指標の1つであって、これだけで景気情勢の全てが分かるわけではありません。
しかし、約70年前に作成され、現在も廃れることなく使われていることからとても重要かつ信頼されているものだということは確かです。
ぜひこの機会に、日経平均株価に意識を向けてみるといいのではないかと思います。