『卵は一つのカゴに盛るな』とは~分かりやすく解説~

皆様こんにちは、takahiroです。

 

投資の世界にはこれまでに先人達が残した様々な格言がありますが、その中で代表的なものの一つに『卵は一つのカゴに盛るな』というものがあります。

 

個人的には投資だけでなく、人生においても使える大切な考え方だと思うので、今回はこの格言の意味などを分かりやすく説明します。

 

 

『卵は一つのカゴに盛るな』とは?

簡潔に言うと、「投資をする際に何か特定の一つに全財産を注ぎ込むのではなく、いくつかに分散してリスクをなるべく減らそう」という意味です。

 

卵は割れやすいもので、一つのカゴに全て持っておくと、万が一カゴを落とした際に全て割れてしまいます。でも、カゴを分けて盛ればどれか一つを落としても他は無事ですよね?

 

投資には、株式や債券、不動産など様々な商品があり、それぞれの種類も多岐に渡ります。

これらの価値は常に変動しており、良い時もあれば悪い時もあるため、例えばある一つの株式だけに全てのお金を使うと、いざ価値が悪く(低く)なった時に大きな損失を抱える可能性が高まります。

 

そこで、同じ株式でも違う業種の会社の株を買ったり、債券や不動産といった別の投資商品も買っておくことで、もしある一つの株の価値が落ちても、他が値上がりしてカバーできる状態になっていれば損失が少なくなったり、逆に利益を出せる可能性も上がります。

 

投資の世界ではこれを『分散投資』と呼んでおり、常に損失を出すリスクのある投資においてそれを回避するための考え方であり、手法と言えるものとなっています。

 

 

この考え方は正しいのか?

書籍やインターネット上のWeb記事を見ていると、人によってはこの格言、ひいては分散投資について否定的な意見も出ています。

 

・利益を出したいなら一つに集中して注ぎ込め

・分散しても、それら全てが値下がりしたら意味がない

 

などというものです。

 

正直なところ、投資に正解は無いので自分が十分検討した上で選んだ手法であればそれでいいと思いますが、僕としては分散投資は大切だと思っています。

 

実際にいくつかの業種の株式を保有していますが、どれかが値下がりしていてもどれかは逆に値上がりしていることが多く、悲観的になったり焦ったりすることはありません。

 

これがもし一つにだけ全財産を使っていると、値下がりしたらしただけ損失が生まれ冷静ではなくなり、余計な損失を増やすことも考えられます。

 

なので、分散することは大切だと実感しています。

 

 

まとめ

先人達が残し未だに存続している格言は、そこに重要な意味があるから存続しています。

 

分散投資の考え方は、投資だけでなく生きていく上でも役立つものだと思うので、意味をしっかり把握し、これを活かしていきましょう。