東証株価指数(TOPIX)とは?~分かりやすく解説~
皆様こんにちは、takahiroです。
株式投資において、日経平均株価と並んでよく聞くのが東証株価指数(TOPIX)だと思います。
(日経平均株価について詳しくはこちら)
toushi-wakariyasui.hatenablog.com
ニュース番組のエンディングで、日経平均株価とセットで「本日のTOPIXは~」とアナウンサーが読み上げているのを聞いたことがある人もいると思います。
でも、聞いたことはあっても実際にこれがどういうものなのか詳しく知らないという人も多いかもしれません。
そこで今回は、東証株価指数(TOPIX)について説明します。
東証株価指数(TOPIX)とは?
まず、読み方は『とうしょうかぶかしすう』・『トピックス』となります。
どんなものか簡単に言うと、東京証券取引所の第一部に上場している会社全体の時価総額がいくらなのか示しています。
時価総額は、その会社を丸ごと買う場合に必要な金額と捉えてOKです。
『株価×発行されている株の総数』で表すことができます。
※東証株価指数(TOPIX)で算出されている時価総額は、『株価×浮動株比率』で計算されているので若干異なります。とりあえず単純な株の総数で計算していないということだけ抑えていれば問題ありません。
東京証券取引所の第一部に上場しているのは日本を代表する有名企業ばかりなので、東証株価指数(TOPIX)を見ることで日本企業全体(ひいては日本の株式市場)の景気が良いのか悪いのか計ることができます。
なぜ東証株価指数(TOPIX)という名称なの?
東証株価指数(TOPIX)を算出しているのは東京証券取引所です。
『東証』というのは東京証券取引所の略称なので、『東証が算出している株価指数』ということでこの名称です。
TOPIXは『Tokyo stock price index』の略で、直訳すると東証株価指数となります。
なので何も複雑なことはありません。
東証株価指数(TOPIX)の見方は?
日経平均株価は文字通り株価の平均値を表していますが、東証株価指数(TOPIX)はポイント制になっています。
詳しく言うと、1968年1月4日の東証株価指数(TOPIX)として算出した時価総額のポイント数を基準値(100として)に設定し、それと比較し上がっているか下がっているか日々更新されてきました。
2020年6月10日時点のポイントは1624となっているので、当時の約16倍になっていることとなります。
つまり当時と比べて株式市場が、ひいては日本企業全体が大きく成長したということですね。
ちなみに、東証株価指数(TOPIX)の過去最高値は1989年12月(バブル期)の2884でした。
東証株価指数(TOPIX)の特徴は?
簡単にまとめると、以下のようになります。
・東京証券取引所の第一部に上場している会社全体の時価総額を示している
・ここでの時価総額の計算式は『株価×浮動株比率』で、計算に含まない株もある
・読み方は『とうしょうかぶかしすう』で、TOPIXは『Tokyo stock price index』の略
・日経平均株価と並ぶ有名な経済指標で、これを見ることで日本企業全体(株式市場)の景気や情勢が良いのか悪いのか分かる
・算出は東京証券取引所が行っており、1秒ごとに更新されている
日経平均株価は225社という限られた数の企業で構成されていますが、東証株価指数(TOPIX)は約2000社で構成されているので、日本全体の景気をより正確に反映していると言われています。
まとめ
「日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)のどちらを見るべきか?」という質問があるのですが、それぞれに長所と短所があるため、片方だけ見るのではなく、両方確認するのがベストです。
経済指標に完璧なものは無いので、それぞれの特徴をしっかり抑えておいて、株式投資に役立てましょう。