JPX日経インデックス400とは?~分かりやすく解説~

皆様こんにちは、takahiroです。

 

現在、株式相場では日経平均株価をはじめとする数多くの指標が算出され投資に利用されていますが、その中で『JPX日経インデックス400』というやたら名前の長い指標が存在しているのをご存じでしょうか。

 

今回は、この指標がどういったものなのかを分かりやすく説明していきます。

 

 

JPX日経インデックス400とは?

簡潔に言うと、『ファンダメンタルズを意識した新しい世代の株価指標』というものになります。

 

まず、読み方としては「ジェイピーエックスにっけいインデックスヨンヒャク」と難しい読みはせずそのままです。

 

現在株式市場(東証一部・東証二部・東証マザーズ・JASDAQ)に上場している全銘柄の中から、次の3段階のフェーズで選別された400の会社の株価で算出された指標です。

 

①適格基準・市場流動性指標

②定量的な指標・定性的な要素

③構成銘柄の決定

 

詳細を書くととても長くなるので、知りたい人は取引所グループの公式ページをご覧ください。

 

www.jpx.co.jp

 

 

JPX日経インデックス400の特徴

先程「新しい世代の株価指標」と申し上げましたが、実はこの指標が誕生したのは2014年1月6日と、まだ出来てから日が浅いルーキーのような存在です。

 

2013年8月30日を算出基準日として基準値を10000ポイントと定め、これと比較する形で1秒ごとにリアルタイムで算出されています。

 

それまでの指標(日経平均株価や東証株価指数)は、資本効率(会社がどれくらい効率よく利益を出せているか)などが考慮されておらず、投資家がどの株を購入するのか見当する際に参考にする項目を無視していた面がありました。

 

そういった指摘を受け、日本取引所グループと日本経済新聞社がこれまでとは異なる新しい指標を、ということで開発されたのがこのJPX日経インデックス400なのです。

 

毎年6月の最終営業日を指標に組み入れている銘柄の選定基準日として、8月の第5営業日に入替銘柄を公表、そのあと8月の最終営業日に入れ替えを実施しています。

 

 

JPX日経インデックス400を構成している銘柄

では、そんな指標に組み入れられている会社の一部を見てみましょう。

 

・日本水産
・ミクシィ
・森永製菓
・日本マクドナルドホールディングス
・マツモトキヨシホールディングス
・第一三共
・伊藤忠テクノソリューションズ
・サイバーエージェント
・楽天

 

どの会社も1度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

もちろん全部で400ありますので、あまり聞きなじみのない会社もあるかもしれませんが、算定基準を通るのは基本的に東証一部に上場している会社が多くなっているので、比較的有名な会社ばかりです。

 

 

まとめ

現在はJPX日経インデックス400に連動する(数値の動きが同じになる)ETFと呼ばれる上場投資信託などの商品も出ており、新参者ながら人気の指標となっています。

 

日経平均株価、東証株価指数とあわせて見ていくことでより良い投資が出来ると思いますので、どういったものなのかしっかり理解しておきましょう。