財務諸表とは何?~分かりやすく解説~
皆様こんにちは、takahiroです。
株式投資をしていると、『財務諸表(ざいむしょひょう)』というワードに出くわすことがあります。
「また難しそうな言葉が出てきたぞ・・・」と拒否感が出る人もいるかもしれません。
僕も初めてこの言葉を聞いた時は嫌だなぁと思いました。
でも、実は意味を知るだけに絞れば全然そんなことありません。今回は、財務諸表とは何なのかを説明していきます。
財務諸表とは?
簡単に言うと、『会社が定期的に発行する報告書』と捉えてもらえればOKです。決算書類と読んだりもします。
会社は基本的に営利企業なので、利益を出すことを目的に活動しています。
でも、会社内部にいるならまだしも外部の人達には具体的にどれだけ利益を出せていて(儲かっていて)、どれだけお金を保有しているのかが分かりませんよね。
財務諸表はその具体的な数字を書類にまとめて、一般に公開しているものです。
なので会社の成績表なんて呼ばれたりもしてます。
これは各種法律で作成することが義務付けられているので、「ウチの会社は作りません」というのは通用しません。
財務諸表は何に使うの?
僕達投資家が財務諸表を使うのは、主にファンダメンタルズ分析をする時です。
(ファンダメンタルズ分析について、詳しくはこちらの記事をどうぞ)
toushi-wakariyasui.hatenablog.com
先程言ったように財務諸表は成績表なので、これを見ることでその会社の状態が分かり、投資をするべきか判断する材料になります。
財務諸表にはどんなものがあるの?
財務諸表というのは、特定の1つの書類を指しているわけではなく、いくつかの種類の総称です。
その中でも主に投資家が見るものが、
・貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)
・損益計算書(そんえきけいさんしょ)
・キャッシュフロー計算書
の3つです。これらをまとめて財務三表(ざいむさんぴょう)と呼びます。
3つの書類がどんなものかひと言で表すと以下となります。
『会社がどれくらいお金を持っているか』
『会社がどれくらい利益を出せたか(儲けたか)』
キャッシュフロー計算書
『会社がお金(とりわけ現金)を手元にどれくらい持っているか』
こんな感じです。
これを見ると、「あれ?貸借対照表とキャッシュフロー計算書でほぼ同じこと言ってない?」と思われるかもしれません。僕も最初そう思いました。
しかし、実は全然違います。
貸借対照表で言う『どれくらいお金を持っているか』というのは、現金だけではなく土地や不動産などの資産を全て合計してるものです。
対してキャッシュフロー計算書は、キャッシュ(現金)のフロー(流れ)という文字の通り、会社の現金の出入りをまとめて記載している書類です。
お金持ちである(資産をたくさん持っている)ことと、お金が手元にある(今すぐ買い物するために使える現金を持っている)ことは違いますよね?
簡単に言うとそんな感じです。
まとめ
以上が財務諸表についての説明です。
実際に内容を見てみると、専門用語と数字ばかり並んでいるので最初はゲンナリする可能性が大ですが、財務諸表は会社の成績表なので確認することはとても大切です。
また、財務諸表が分かると株式投資だけではなく、様々な場面で役立ちます。
ぜひ見方を勉強して、財務諸表を確認する習慣を身に付けられるといいのではないかと思います。