ジャスダック(JASDAQ)とは?~分かりやすく解説~
皆様こんにちは、takahiroです。
ジャスダックというワードは、株式投資をしている人ならば1度は聞いたことがあると思います。
とはいえ、これが具体的にどういったものなのかは意外と知らないという人も多いのではないでしょうか。事実僕も何となくでしか理解はしていませんでした。
そこで今回は、ジャスダックについて説明していきます。
ジャスダック(JASDAQ)とは?
ジャスダックは、株式の取引をする場所である東京証券取引所にある市場の1つで、元々は1963年に日本証券業協会という機関が創設したのが始まりです。
米国にある市場NASDAQ(ナスダック)に倣って名付けられました。
その後幾度かの合併や解散を経て、今の形に落ち着いたという日本に存在する市場の中でも歴史ある場所です。
英語の正式な表記は『Japan Securities Dealers Association Quotations』で、日本語に直訳すると『日本証券販売業者協会の見積書』となります。
2020年6月19日時点で、700社がこのジャスダックに参加(上場)しています。
ジャスダック(JASDAQ)に参加(上場)している会社は?
ジャスダックは以前ご紹介した東証マザーズと同様、世間的にまだ無名だけれど今後大きく成長する可能性があるベンチャーやスタートアップとよばれる会社向け、いわゆる新興企業が上場する市場という位置づけです。
各市場には上場するために満たさなければいけない基準があるのですが、この基準も他と比較すると敷居が低いものになっています。
ジャスダックは、「スタンダード」と「グロース」という市場でも珍しい二部構成になっており、このうちの「グロース」はまだ実績が無く赤字状態でも上場できる可能性のある、まさに『今後に期待』されている会社が集っている場と言われています。
しかし先程言ったように創設してから歴史のある市場なので、有名な企業もいくつかここに留まっています。具体的に挙げてみると、
・日本マクドナルドホールディングス株式会社
・東映アニメーション株式会社
・GMOフィナンシャルホールディングス株式会社
・B−Rサーティワンアイスクリーム株式会社
どうでしょう?1度は見たことのある会社ばかりではないでしょうか?
このように、ジャスダックは他の市場よりちょっと特殊な市場という感じです。
マザーズとの違いは?
マザーズもベンチャーやスタートアップといった新興企業向けの市場ですが、上場するための基準がジャスダックとは異なります。
一般的には、基準の厳しさ順として
東証一部>東証二部>ジャスダック(スタンダード)>マザーズ>ジャスダック(グロース)
と言われているので、ジャスダックには上場できないけどマザーズなら大丈夫、また反対にマザーズには上場できないけどジャスダックなら大丈夫・・・という風に、片方の市場の基準からあぶれて上場できない場合でも、もう片方が受け皿となることで上場の門戸を広げています。
そのため、どちらも市場には欠かせない存在と言えると思います。
まとめ
株式投資をする上で、各市場の特徴を掴んでおくことは大切です。
位置づけも上場している会社も異なるため、どこかの市場があまり盛り上がってなくても、他の市場は上向きになっていて株を買う良いタイミングとなっていることもあるからです。
ぜひジャスダックを含め各市場のことをしっかり把握し、楽しくも稼げる投資をしていきましょう。
他の市場について説明している記事はこちら。
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