僕が投資で経験した失敗談3選~同じ轍は踏むな~

皆様こんにちは、takahiroです。

 

この記事を読んでくださっているあなたは、今どんな状況にいる人でしょうか?

まだ投資をしていない人、これから投資を始めようと思っている人、まだ投資を始めたばかりの人・・・など様々だと思います。

 

僕は株式投資を始めてから5年以上経っていますが、幸運なことに利益をそこそこあげることができています。

 

もちろん、ここに至るまでにはたくさん勉強してきましたし、良いことばかりではありませんでしたが、それも今では良い経験だったと思っています。

 

さて、そんな僕がこれまで投資に取り組んできて、「あれは失敗だったな・・・」と今でも悔やんでいることが3つあります。

 

今回は、投資未経験もしくは投資初心者の人へ向けて、僕の失敗談をお話したいと思います。これを読んで、僕と同じ失敗をする人が少しでも減ってくれたら嬉しいです。

 

 

投資は勘と感覚だけでどうにかなるものではない

僕が投資を始めたばかりの頃、どの会社の株を購入するかはほぼ勘で決めていました。

一応PERやPBRなどは見ましたが、その数値が良いのか悪いのかも正直あやふやで、「とりあえず会社名は知ってるし、信用できるだろう」という気持ちでやっていたのです。

 

なぜかというと、『投資に関する知識』がほぼ無かったからです。

 

会社の何の情報を調べればいいか、その情報のどこが大切か、どうなっていると良いのか・・・そういったことが分からず、また理解しようともしていませんでした。

 

今にして思うとなんてバカなんだ・・・という気持ちでいっぱいですが、当時はそれでも「何とかなる」という謎の自信があったのです。

 

結局、当時そんな風にして購入した株は、全て値下がりしてしまい今も保有し続けたままです。もちろん配当金や優待品はもらえているのでまだいいのですが、これがもし無配当や優待も無かったらと思うと、ゾッとします。

 

投資は理論が全てではありませんが、数字を扱う以上、そこには必ず論理的な計算や合理性が存在します。

 

勘や感覚だけでどうにかなる世界ではありませんので、投資をするにあたっては必ず勉強して知識を身に付けましょう。

 

 

「取り戻してやる!」という考えはさらなる失敗のもと

5年以上やっているので、利益を得たこともあれば損失を出したこともあります。

 

利益を得た時はいいのですが、問題なのは損失を出した時の心理です。

人間は損をすることが大嫌いで、損した場合に考えるのは「この損失を何とか取り戻さねば!」ということです。

 

事実、僕も株選びに失敗して損失を出した時は、「次こそ成功してこの分を帳消しにしよう!」と意気込んでいましたが、こういう時って視野がとても狭くなっています。

 

普段は色んな情報をじっくり見て、吟味した上で株を購入していたのに、気持ちがはやるばかりにやや雑に選んで購入してしまうことがあるのです。

 

そんな風にやって成功できるほど、投資の世界は甘くありません。

先程言ったように投資は論理的思考力が武器となります。それを欠いては勝てるものも勝てないので注意しましょう。

 

 

「自分は運が良い」なんてことはない

投資では、時折思わぬ理由で株価が大幅に上がって利益を得ることがあります。

 

これは事前の予測が大変難しく、また理論的に説明できる事象でもないことが多いためいわゆる再現性が無いものですが、これを経験した時に気を付けなければいけないのは「こうして利益を得られた自分はツイてる!スゴいんだ!」と勘違いすることです。

 

人間は大勝ちすると気前がよくなり気持ちが高ぶって、何の根拠もないのに次も絶対に勝てると思いこむことがあります。

 

僕もある会社の株を保有している時、経営統合の話が発表され株価が大幅に値上がりしたため売却したところ、大きな利益を得られた時があります。

 

この時は、まさに「自分はツイてる!」という気持ちになり、すぐ別の株に投資してさらに利益をあげようと考えたことがありました。

 

この時はある程度の成功と失敗を経験した後だったので冷静さを取り戻すことができましたが、それでも一時的には気持ちが舞い上がるので、これが投資初心者であればどんな風になるかは何となく想像がつくと思います。

 

確かに投資には運の要素もありますが、それはあくまで不安定で不確定、たまたまな場合が多いことを忘れないようにしましょう。

 

 

まとめ

僕が好きな漫画、『鋼の錬金術師』でこんな言葉が冒頭に出てきます。

 

「痛みを伴わない教訓には意義がない」

 

人間は痛みを経験してはじめてそこから学びを得る、という意味です。

 

確かに失敗は僕達に大きな教訓を与えてくれますが、できれば避けたいという気持ちが本当のところ。

 

今日の僕の記事を読んで、皆さんが同じ失敗をせず痛みを伴う教訓から回避できることを願っています。