株式投資は『欲張りすぎず驕らない』ことが何より大切という話

皆様こんにちは、takahiroです。

 

「投資で必ず勝てる手段はあるか」

「絶対に儲けられる手法は何か」

 

株式投資をしていると、こんな質問を見かけることがよくあります。

 

自分のお金をかけて行う以上、勝ちたい気持ち(儲けたい)は誰しも持っているし、そんな方法があるなら何としても知りたいと思うのは人間であれば当たり前ですよね。

 

でも、結論を言えば絶対に勝てる方法なんてありませんし、それを探すような人は投資には向かないと思います。

 

今日はこの点について、お話していきます。

 

 

株式投資に『絶対』は有り得ない

これは株式に留まらず、投資信託やFXなど全ての投資において言えることですが、この世界に「絶対に○○になる」ということはありません。

 

投資家が取引をする市場は、世の中のあらゆる動きを敏感に察知し、常に変化しています。

 

その中には当然、未曽有の自然災害、急速に広まる疫病、緊張感の高まる国家間の関係など、あらかじめ予測ができない&今後どうなるか分からない事象もたくさんあります。

 

どれだけデータを見て投資家達の心理を読み解いて予測を立てても、当たる時は当たるし外れる時は外れるのです。

 

これは、初心者だろうがプロだろうが関係なく、誰しも平等に与えられたチャンスでありリスクでもあるのです。

 

だから、投資には『絶対』は存在しません。あるとすれば『絶対に絶対はない』というところでしょうか。

 

 

 

株式投資で失敗するのは欲張りすぎる人

投資で失敗したという話は後を絶ちませんが、これは市場が悪いのではなく自分に原因があることがほとんどです。

 

投資をしていると、ついつい頭によぎるのが

 

「いま保有しているこの株は、もっと待てばもっと価値が上がる」

「いまは価値が下がっているけど、もう少ししたら上がるかもしれないから待ってよう」

 

という気持ち。

自分が少しでも大きく儲けるために、希望的な観測をするのです。

 

しかし、大抵の場合これは失敗するパターンです。

株式投資は、自分の思い通りに行くことなどありません。

 

「少しで儲けたい」という欲のせいで「少しも儲からない」なんてことは珍しくないのです。

 

だから忘れてはならないのは、「待てばもっと上がるかもしれないけど、いまの時点で売っておけば少なくともこれだけ儲けられる」という考えにシフトすることも必要ということです。

 

欲張りすぎた人間に待っているのは手痛いしっぺ返しです。

自分の気持ちをコントロールすることも、株式投資では才能の1つです。

 

 

『自分は勝ち続けているので特別』というのはただの勘違い

時折見かけるのは、まだ株式投資を始めてから日は浅いけれど今のところ勝ち続けているという人。

 

そういう時に陥りがちなのは、「自分の予測は当たって勝ち続けている。他の連中とは違って俺には才能があるんだ!」という感情を抱くことです。

 

先程言ったように、株式投資に絶対はありません。

そして、どんな投資家もいつか必ず負ける時は訪れます。

 

投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットだって、これまでの投資生活で常に勝ち続けていたわけではありません。

 

それなのにいち投資家である僕達が、そんな神業をできるわけがないのです。

 

なので、もし運よく勝ち続けているのであればこの時点でここまでの利益を大切にし、今後負けた時にいかに損失を少なく出来るか、リスクを分散できるか考えるべきです。

 

これまでの数ある勝利が、たった一度の敗北で全てを失う可能性だってある。

 

そのことを忘れてはいけません。

 

 

まとめ

僕がこの記事で言いたいことは、「欲張りすぎず驕らず、株式投資と向き合うこと」が大切だということです。

 

自分の欲に負けた時が、株式投資で負ける時と言っても過言ではありません。

 

お金に目が眩むことはあるかもしれませんが、その眩みの先に待ち受けているのは深い奈落の底です。

 

そこに落ちることのないように、常に自分自身を律してコントロールしていきましょう。