投資銀行とは?分かりやすく解説~
皆様こんにちは、takahiroです。
『投資銀行』という言葉を聞いた時、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
普段使っている銀行、証券会社、はたまた別の機関を想像する人もいるかもしれません。
この言葉自体、普段生活している中では聞き慣れないもので具体的にどんなものなのか分からないという人も多いと思います。
そこで今回は、投資銀行について説明していきます。
投資銀行とは?
簡潔に言うと、『会社(法人)を顧客としてM&A(他者との合併や買収)の提案やアドバイスをしたり、証券引受(会社の発行した株を一時的に購入しきって、そこから投資家に販売し資金調達を手伝う)などといった業務を行う』のが投資銀行です。
僕達が普段お金を預けたり引き出したりしている銀行は『商用銀行』と呼ばれるところで、この投資銀行とは異なる存在です。
投資銀行は、商用銀行のような個人や会社に対してお金の預け入れや引き出しをしたり、融資(お金を貸し付ける)ということは行っていません。
銀行と名称が付いてるのでややこしいですが、とりあえず普通の銀行とは違うということを覚えておけばOKです。
代表的な投資銀行
では、投資銀行はどのような会社があるのでしょうか。例えば、米国(アメリカ)であれば以下がそれに該当します。
ゴールドマン・サックス
モルガン・スタンレー
メリルリンチ
リーマン・ブラザーズ
投資をしない人も、1度は聞いたことのある名前が並んでいると思います。
特にリーマン・ブラザーズは2008年の『リーマン・ショック』という事件の名前の由来となった会社なので、かなり有名です(経営破綻し倒産したため、現在は存在していませんが)。
米国の投資銀行は扱っているお金は膨大で、政界にも大きな影響を与える世界的に見ても堂々たる存在感を示しているのです。
一方、日本ではどんな会社があるのか見てみましょう。
野村證券
大和証券
SMBC日興證券
ご覧の通り『証券』と付いており投資銀行とは違うように見えますが、実は日本では商用銀行や証券会社が業務の一環として投資銀行の役割をしていることが多く、外国とは少し毛色が異なるのです。
とはいえ、外国と比べ劣っているかというとそんなことはなく、どこも有名で大きな会社ばかりなので、覚えておいて損はありません。
証券会社とは違うの?
しかしこれも紛らわしいのですが、証券会社と同じかと言うとそうではありません。
証券会社は投資家間の株などの取り引きを仲介する業務を行っていますが、投資銀行はそうした業務は行っていないのです。
先程申し上げた通り、投資銀行は会社(法人)を相手としたやり取りをしており、基本的に僕達のような個人を相手とした業務はしていません。
それぞれの役割を簡単にまとめると、
・商用銀行(お金を出し入れしたり、融資をしている)
・証券会社(投資家の取引を仲介している)
・投資銀行(法人の資金調達や、M&Aを手伝っている)
という感じになります。
まとめ
普段生活しているとあまり触れることはありませんが、投資銀行は経済、ひいては世界の情勢に大きな影響を与えることもしばしばです。
どんな会社なのかザックリとでも把握しておいて、自分の視野を広げておきましょう。
余談ですが、投資銀行は業務は大変ですが、その分給料もかなり良いらしいです。
就活や転職活動をしていてお金に興味のある人は、目指してみるのもいいかもしれません。